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ペンタックスK-30「黒死病」に感染!(その、3)

PENTAXのカメラK-30、K-50特有の症状「黒死病」の原因となる部品まで見えない目をこすりながらやっとのことで辿り付きました。今回はいよいよその部品を取り出して修理をしてみたいと思います。
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iPhoneSE1



ドライバーを当てている部品が絞り制御不具合の犯人(ブレーキ電磁石ユニット)です。まずこれを外します。(赤くペイントされていてちょっと硬いかもしれません)
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iPhoneSE1


細い線が沢山つながっていますので、無理やり引っ張ったりしたらダメですよ、切れてしまいます。
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iPhoneSE1


丸で囲んだ部品(馬蹄形連動金具)が主犯だということです。これを引き抜きます。強い磁石でくっ付いていますので慎重に!
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iPhoneSE1


この馬蹄形連動金具が、「磁石の磁界に長い間さらされていることで磁気をおびてしまい、当初の力よりも強く固定され、電磁石の力では磁石から解放されないために絞りブレーキがかからないというのが原因らしいです。
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iPhoneSE1


解決方法はいろいろあるようです。
①ジャンクのペンタックスカメラを探して部品を交換するとうまく動く。
②U字状の各々の先端をヤスリで削る。磁石と接触する面積を小さくすることで磁力でくっ付いている力を
 弱くする。
③ハンダで盛る。U字状の底部分にハンダでスペーサーをつけて磁石との間にわずかな隙間を作ることで磁
 力の力を弱める。

①は再発する可能性が大きい、③は技術が必要。多くの先輩の方々は②で対処されているようです。と言うことで、ボクもヤスリで削ってみたいと思います。
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iPhoneSE1


削る場所は↓の黄色い線の部分です(裏側も)。削りすぎに注意してください、削りすぎると今度は逆に絞りが開放状態になってしまい白死病」に感染してしまいます。表面がちょっとだけザラザラになる程度で良いらしいです。
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iPhoneSE1


完了
左:before 右:after(ちょっとだけ削った)
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iPhoneSE1


元に戻します。この時、削った部品が本体の突起にピッタリはまっていることを確認しましょう。
20201213kokusi07.jpg
iPhoneSE1


ここで、上部カバー(軍艦部)だけを取り付けて、試し撮りをします。上手く写らなかったら白死病に注意して何度もこの作業を繰り返します...。
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iPhoneSE1


ドキドキしますね。
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iPhoneSE1


オオッー治った!黒死病が治った!白死病にもなってない!
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PENTAX K-30+PENTAX-DA 35mm F2.4 AL


1度で治ったのは奇跡に近いです!何か持ってますねボクは d( ̄  ̄)


元通りに組み立てます。前カバーをはめ込むとき、AF切り替えスイッチがきちんと動くか確認してください。動かないときはレバーの位置を変えながらはめ込むと上手く行きそうです。
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iPhoneSE1


底カバーの最後のネジを締めて...
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iPhoneSE1


元通りv(^^)v
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iPhoneSE1


というわけで、修理は完了です。ただ、一度シーリングを外したんで、ペンタックス売りの「防滴能力」は、少し下がったかもしれません...。
20201213kokusi17.jpg
iPhoneSE1


まあそれは仕方ないとして、とにかくめでたしめでたし (^o^)/ 

でも...この方法もしばらく使っているうちに再発することがあるようです。その時はPENTAXのカメラを捨てて、他のカメラを購入しましょう~。 


ところでこの部品なに?あまった...
20201213kokusi14.jpg
iPhoneSE1


もしこの記事を読んで修理しようと思っている方は自己責任でお願いいたします。


長々とお付き合いありがとうございました <(_ _)>。


   
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[ 2020年12月14日 04:01 ] カメラ | TB(0) | CM(15)

みっちんさん

そうでしたか、大変よく分かりました。
気になっていたんですが、問題なしと言うことですね。
ありがとうございました。
[ 2021/05/05 06:56 ] [ 編集 ]

カメラのカタカタ音

いえいえ。CMOSユニット内で普段からカタカタ揺れているんですよ。
特にロックする機構はないので、その音だと思いますよ。

https://www.youtube.com/watch?v=V7v5HhViRrY
6分42秒辺りで動きがわかると思います。
[ 2021/05/04 15:41 ] [ 編集 ]

みっちんさん

ダストリムーバルのカタカタ音は承知しています。電源ON、OFF時のカタカタじゃなくて揺さぶるとカラカラと音がします。やっぱりこれって、なんか外れてますわぁ(--,)
[ 2021/05/04 04:04 ] [ 編集 ]

本体のカタカタ音

ダストリムーバブル機能と手ブレ補正機能用に
CMOSユニットがあえて上下左右に揺れるように作ってあったと思います。
なので中で何かのパーツが外れた訳ではありませんよ。
[ 2021/05/03 15:45 ] [ 編集 ]

みっちんさん

やっちゃいましたか謎部品...
まっ何はともあれ外科手術成功おめでとうございます。
今後の経過観察が興味あります。
ちなみに、ボクのK-30は、揺さぶるとカラカラ音がします...部品外れたか??
[ 2021/05/03 02:57 ] [ 編集 ]

K-50 外科手術しました。

こんばんは。
本日K-50黒死病患者外科手術を施しました。
https://photos.app.goo.gl/r5xfswKH39HXVkgh8

今まで拝見したブログやYoutube動画を参考にしました。
・ネジの場所を間違えないために事前にデジカメ(コンデジ)でK-50を撮影して
画像処理ソフトにて白黒に変換したものをプリントアウトしダンボール板に貼り付けました。 外したネジを一本一本刺していきます。
・外したネジを無くさないように本体はフエルトを敷いたトレイの上で作業をしました。
・馬蹄型金具のサイズをノギスで測定しました。ハンダを約0.4mm盛りました。
念の為金具の先端の角を1600番のサンドペーパーで面取りの感じで軽く水とぎをしました。ダイヤモンドヤスリは怖くて使いませんでした。
・再度組み立てている途中アクシデントが…。丸いワッシャーのようなパーツが底板に転がってるではありませんか。穴部分はマニュキュア系の接着剤で塞がっていたのでどこかのスペーサーなのかな?と思いますが無くても特に支障が無いようです。 分解画面とにらめっこしながら探しましたが結局どこについてたものかわかりませんでした。外して保管すると無くしそうなので底板にゴム系ボンドで貼っておきました。いつか判明した日のために。
・手術完了後 テスト撮影をしました。 無事治り画像が明るくなりました。
一応治療効果を確認するため年単位の観察が必要になりそうです。

今回の修理作業でK-50とK-30は内部部分はほとんど同じだと気が付きました。
よく言えば前機種のパーツを踏襲。悪く言えば使い回しですね。
今回入手したK-50の他にK-xも所有しています。K-xは「黒死病」にならないので
今後も予備機として活躍してもらおうと思っています。

ところで今日は仏滅だと後になって気が付きました。不具合が再び起こらなければいいのですが…。
[ 2021/05/01 19:10 ] [ 編集 ]

みっちんさん

やっぱりハンダづけが良いようですね。
いつも大変詳しく参考になる情報ありがとうございます。
[ 2021/04/30 09:27 ] [ 編集 ]

ニコンの場合

ペンタックスの絞り制御ユニットが問題を起こしていますが、他社はどうなってるんだろうと思ってニコンのエントリー機のユニットを見つけましたが、例の馬蹄形金具の電磁石は見当たりませんでした。ペンタックスのユニットは特別新しいものではなくフィルム時代に普通にあった技術のようです。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07J5DV6RX?pf_rd_r=F6YJ48REWQFPBC4J8Q9S&pf_rd_p=7626af39-b716-47c8-84eb-9679f177dc53&pd_rd_r=8e76e582-0697-4361-a051-272edb30e031&pd_rd_w=39ciy&pd_rd_wg=CbWTd&ref_=pd_gw_unk
[ 2021/04/29 16:30 ] [ 編集 ]

ハンダを使うべきか?

こんにちは。
ハンダの件ですが、他にはプラ切片や付箋紙を貼った例が有りました。
非磁性体で金属に接着できるのであれば車補修用のうすづけパテは
どうだろうか?と思ったりもします。固着に半日以上かかるのでハンダの方が手早くできると思います。ハンダづけだと失敗してもやり直しが効くので検討中です。

馬蹄形金具が正常に動いている動画を見たのですが、かなり激しく上下運動しているので生半可な接着では取れてしまうかも知れません。
https://bbs.kakaku.com/bbs/J0000019001/SortID=23048350/MovieID=17714/
結構動きがアバウトな感じなのでコンマ数ミリずれてもイイのかも知れません。

軍艦部カバーの件ですが、外したほうが前面カバーを外しやすいだけで
外さなくても馬蹄形金具にアプローチ出来るのなら外さなくてもいいですよね。
ファインダー内のゴミ取りをしないのであれば一度外しても またハメて作業をするとイイと思います。
[ 2021/04/29 14:37 ] [ 編集 ]

みっちんさん

皆さんハンダを使っているようですが、これってハンダじゃなきゃダメなんでしょうかね?凹部を盛るなら接着剤とか使えませんか?

価格.comのクチコミで「トップは外さなくてもフロントカバーが外れます、ボトムとフロントだけ外せば出来るということ。ゆえにバッテリー室の奥のネジは外さなくて大丈夫」と言うような記述を読んだ記憶があります。K-50のことではないかもしれませんが、本当でしょうかね?
[ 2021/04/28 17:13 ] [ 編集 ]

もしまた不具合が発生したら同様の処置をすればいいと思います。
馬蹄型金具は通常どういう状態なのか?アメリカのペンタックスフォーラムで調べています。金具の先端は中では完全にくっついているわけではなく元々少し隙間があるようです。ネオジム磁石の磁力が強すぎて電磁石の力(強制的にNとNまたはSとSで反発させる)では弱いからの様で 金具の先端の面取りをすることになるのかなと思います。同時にハンダをコの字の底部分につけて奥に行きすぎないようにすることも考えていますが、まだまだ検討中です。
それにしても27個の小さなネジを外すのは大変ですね。以前Nikon FM2nとFEの分解をしたことがありましたが、こんなにたくさんのネジはありませんでした。
エントリー機ということもありメーカーも修理よりも新品交換で対応する姿勢なのかも知れませんね。 一度外すと(破損して)二度と戻せないパーツが無いのは幸いです。
[ 2021/04/28 14:27 ] [ 編集 ]

みっちんさん

こんにちは。
何処に置いたか分からなくなって只今捜査中、なのでまだ取り付けていません。
馬蹄形金具の加工については、おっしゃる通りでどれだけ削ればよいのかよく分かりませんね。ボクの場合はこんな感じだろうと適当に四隅を面取るような感じで少しだけ削りました。これが良かったのか悪かったのか...

今ではほとんど出番のなくなったK-30、ひょっとしたら再発しているかもしれません...みっちんさんの外科手術法を参考にしたいと思いますので、是非ご報告お願いいたします。
[ 2021/04/28 03:51 ] [ 編集 ]

馬蹄形金具の加工

こんにちは。謎部品は無事取り付けできましたでしょうか?
私のK-50黒死病患者の外科手術はまだ行っておりません。(コロナ禍の影響ではないのですが。)
ところでYoutubeやブログなど色々な方の黒死病治療を拝見しているのですが、ある方が馬蹄形金具加工の”狙い値”(どこまで削るのか?どこまでハンダで盛るのか?)がわからないとおっしゃっていました。どこまで削ったらアウト(白死病になってしまうのか?)皆さん加工法がバラバラでわからないですね。
7mm×5mmのパーツの加工なのにデジタルノギスを使って0.1mm単位の調整をしている人はなく、勘と目分量で決めているのがほとんどです。

そもそも何も加工しなくても金具から磁力が抜けるか弱まるかで一見治ったように見えてしまうので、”ぬか喜び”の可能性もあります。年単位で観察しないと本当の結果がわからないようです。再発するようでしたら加工が足りなかったことになります。

[ 2021/04/27 11:26 ] [ 編集 ]

yokoblueplanetさん

部品が一つ余ってしまいました...
まあ何も問題なく普通に写ってますから
良しとしましょう~。
[ 2020/12/15 01:21 ] [ 編集 ]

とても真似できませんが。。。

こんばんは。
ネジ類をあれだけ几帳面に並べる様子を見て、ただ感服。
ペンタックスは利用した事がありませんが、修理の手順を見ているだけでも面白かったです。
しかし、本当に、几帳面ですね!
[ 2020/12/14 17:27 ] [ 編集 ]

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