3連休最後の勤労感謝の日、朝起きて高知新聞を眺めていたら、「横瀬川ダム完成」という記事が載っているではないですか、ちっとも知らんかったわぁ w(゚o゚)w
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このダムは当ブログでも何度か登場しています。と言うことで、ちょっと偵察して来ましたのでお伝えしたいと思います。(長いです)
自宅から車で30分、ここは高知県宿毛市山奈町山田という所。治水と利水を目的に国土交通省が建設したダム。建設事業着手(平成2年6月)から30年、ダム本体の着工から4年、総事業費400億円を投じ令和2年11月22日に竣工式が行われたようです。
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位 置:高知県宿毛市山奈町山田地先
型 式:重力式コンクリートダム
堤 高:72.1m
堤頂長:188.5m
堤体積:約165,000㎥
集水面積:11.4㎢
総貯水容量:7,300,000㎥
有効貯水容量:7,000,000㎥
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国土交通省四国地方整備局「横瀬川ダム」
渡川水系四万十川支川中筋川の左支川横瀬川の高知県宿毛市山奈町山田に多目的ダムとして建設するもので、
中筋川ダムとともに高知県南西部における総合開発の一環をなすものです。
主な目的は、「 洪水調節」「流水の正常な機能の維持」「水道用水の供給」などとなっています。
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ここで洪水調節などを行います、ダムの頭脳があるところですね。
ダムカードもここで貰えますよ。
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管理庁舎のすぐ横からダムの正面(下流側)を眺めてみました。壁面に沿ってデカい水路みたいなものがあるのが分かりますか?これが普通のダムとちょっと違う所で、世界初の「側水路減勢方式」という構造らしいです。
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下の写真もダムの正面(下流側)からです。扉の両サイドの壁面にデコボコしたものがあるのが分かりますか?これは、ダムの壁面をよじ登る「クライミングウォール施設」だそうです。こちらは日本初と言うことです。
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ダム湖(貯水池)の名称は一般公募で「
もみじ湖」に決定。
試験湛水中に地元の中学生らがダム湖の岸にモミジを植樹したことなどから、「四季を通じた幡多地域の魅力向上への期待を込めた名称」として採用したと言うことです。
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ダムの天端(てんば)を歩いてみます。キレイなカーブですね、さぞかし施工が難しかったことでしょう。
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ダムの下流には「轟の滝」という小さな滝やシイ・カシなどの天然林があります。これらを保全するために造られた「側水路減勢方式」を上から眺めてみました。水神様が宿るという「轟の滝」は高さ10m。画像中央やや右下に淵があります、その下流が「轟の滝」だと思われます。
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対岸にある道路(宿毛市道)はまだ工事中なので立入禁止です。上流からの写真は撮れません...。
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ダムの入り口にあるトンネルもまだ工事中(2枚目の写真の右側)
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どこを探しても「ダムの銘板」はありませんでした...何故?