小さな池の水草の葉っぱの上ではイトトンボのカップルがラブラブな姿を見せ付けております。今時分よく見かける光景ですね v(^_^)v。
PENTAX K-3+smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR
○イトトンボ科クロイトトンボ属
オオイトトンボ(Cercion sieboldii)
名前を聞くと、かなりでかいイトトンボかと思いますが実はそんなに大きくありません、4cm程でしょうか。ただ、よく同じ池に生息する
クロイトトンボなどと比較すると大きく感じます。
平地から山間の水草の多い池沼のほか水田や休耕田で5月頃から見られます。♂は鮮やかな淡青色の地に黒条があり、水面上の植物にとまりながら縄張り活動をします。♀の地色は普通、黄緑色ですが、淡青色の個体も見られるようです。
せっかくですから、そんなラブラブな
オオイトトンボのカップルの行為をジィ~ッと観察してみることにいたしましょうd( ̄  ̄)。
交尾の様子です。専門家はこの姿勢を「ハート」と呼んで喜んでいます v(^_^)v
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このトンボは水生植物の葉っぱの裏や茎に卵を産み付けます。
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♀は最適な
産卵場所を探すため、水面下にしっぽを差し込みます。その間♂は♀の頭をしっかりと押さえ、♀が溺れないように?と手助けをします、これを連結植物内
産卵というそうです。愛を感じますね d( ̄  ̄)
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さて、ここからがもの凄く重要なポイントとなります。タイトルにも書いているように「
潜水産卵」の始まりとなります d( ̄  ̄)
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体全体を水面下に没して植物の葉の裏や茎に
産卵することをいいます。状況によっては翅の一部が水面上に出ている場合もありますが、潜っている♀にとっては、生理的には潜水状態と同じであると思われます。ここでは、翅の一部が水面上に出ていても、それ以外の体全部が水面下に没している場合を
潜水産卵と呼ぶことにしました d( ̄  ̄)
完全に潜り込みました。いい場所が見つかったんですね、良かった (^^)
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このカップルは♀だけ潜りましたが、場合によっては、♂も一緒に潜ることがあるようです。一般的なトンボで深さは10~20cm、潜水時間15分内外。
ミヤマカワトンボなんかは深さ1m、49分という記録もあるそうです。
iPhoneSE
今頃が
潜水産卵の見頃です、最初の画像から1~3時間程ジィ~ッと観察すればきっと見られます。ただし、トンボ全部が
潜水産卵をするかといえば大きな間違いですよ、例えばシオカラトンボを見つけて「わ~い、トンボのラブラブ発見v(^_^)v潜るかな~?」などと言って、観察しても待てど暮らせど潜ってくれませんから注意が必要です d( ̄  ̄)。
おわり。
だいじょうぶか?溺れてんじゃないの?とか心配しながらの観察撮影でした。
ヤゴのときはほとんど水中での生活です。ヤゴにはエラがありますから呼吸ができます、そう考えれば「トンボだって水の中へっちゃらじゃん!」と思いますが、羽化したトンボを見るとエラはありません...。
呼吸はどうしているの?とのご質問ですが、潜水時の(♀)は、翅とか体の表面の細かい毛に空気の膜をつくり呼吸していると言われています。でも、詳しいことはよくわからない?そうです。不思議ですね (゚_。)?
このてのものは、画像ではなく動画のほうがわかりやすいと思いました。
こんにちは。
潜水産卵、まるでシンクロナイズドスイミングを見ているようでした。
翅とか体の表面の細かい毛に空気の膜を作っているものの、水の中なんでやっぱり濡れますわね。
産卵を無事終えた(♀)が近くの葉っぱに止まり体を乾かしています、その時、しきりに顔を拭いているようなしぐさをします、可愛いです...ご苦労さんでした。
(((ʘ ʘ;)))なんとまぁ❢ 潜水産卵の一部始終。
“池に一脚を差し込んで3時間” ……よく撮りましたねぇ。
>深さは10~20cm、潜水時間15分内外。ミヤマカワトンボなんかは深さ1m、49分という記録。
ん? 呼吸機能はどうなってるんでしょう?
まさに命の不思議、性の営みの多様性に感動しました。
この一連の写真は学術的にも価値が高いことでしょう。お見事❢
おはようございます。
産卵は、命懸けですね。
羽が濡れた後、どうなるのでしょうか。
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