駄文駄写でお届けしてまいりました馬之助シリーズも今回で最終回となりました。
さて、高知県中西部の高岡郡四万十町打井川というところにある馬之助
神社は下の怪しげな建物の奥4km先の山奥にありました。一番奥に見える山のそのまた奥になります。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
前回までの記事はこちら↓
この
神社は親の都合で幼い時山奥に捨てられた「馬の助」という子供の霊を祀った
神社でした。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
可愛そうな馬の助君?の姿を見ながら参道を進みますと....
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
沢山の絵馬が奉納されています。御利益が子宝、子供息災ということで安産祈願とか多かったように思います。中には千葉県からお越しの方もおいでました。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
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極貧の沢山の家に生まれた馬の助は、貧しいがゆえの空腹に耐えかねて、畑あらしや盗みを繰り返す相当な「ワルガキ」でした。困り果てた両親は馬の助を谷に捨てることを決意。いわゆる口減らしです、この時馬の助は若干7歳でした....。
打井川では馬の助の祟りと思わしき不幸な事態が次々に起こりはじめ、人々は馬の助の霊を鎮めようと、小さな祠を建てて安らかな眠りを祈願しました。毎年旧暦の三月七日、馬の助の祈念大祭が行われ、今では子供の息災、病気の平癒、子授け祈願、と地区外からも多くの人が訪れているようです 。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
馬之助
神社は平成21年、祭神名を「馬之助大神」として宗教法人の認定を受けたようです。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
以上長々と駄文駄写でお伝えしてまいりました馬之助シリーズは今回を持ちまして終りと致します。まことに有難うございました <(_ _)>
カッパは? (・_・?)
カッパはどうした!
カッパが馬の助君の生まれ変わりじゃないのかよ!なぜ
カッパがいるのか教えろよ (#`皿´) とかいう声が聞こえてきますが....気のせいかしら (∵)
(ここから長くなります、多分途中で飽きると思いますよ....)
下の鳥居を見てください。奥の方にボクの愛車「ダイハツレクサス」が見えますね....そんな事はどうでもよい話で、左側の柱に「宮脇修一」建立と書かれています。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
実はこの人こそ
カッパをここに住まわせた張本人なんです。というかこの人のお父様とかお祖父様ですね。
文才ゼロのボクがそれらしく書いてみたいと思います。(興味の無い方はスルーしてください)
お祖父様の本業は指し物大工でしたが、余技として神官のまねごとをしていました。ある日、打井川で炭焼きをしている親戚から知らせがありました。それは「打井川の一の又の谷あいに炭窯を構えて、炭焼きをすると得体の知れない高熱が出て困る。何か物の怪にでも憑かれたような恐ろしさを感じる」というものでした。親戚は炭焼きを生業にしている屈強な男です。そのような男が泣き言を並べるからには、それなりの理由があるだろうと考えたお祖父様はすぐに打井川に出向くことにしました。
打井川に行くのには、四万十川の支流である谷川沿いを五キロほど歩かねばなりません。行けども行けども谷川のせせらぎと緑の木々だけでの道です。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
独りで歩いた経験はありませんので、不安になったというほどの静かな山の道で、わら草履で歩いていても、すたすたという足音が谷間に響きます。その足音を聞きつけて、何かが尾行しているような気配を感じました。 するとどうでしょう?着物というよりは、ぼろ切れをまとったような子供が立ち止まり、谷川の岩の上でかがむようにしてこちらを見ているのです。その子供は棒切れを右手に持ち、まるで侵入者を見張っているような構えをしています。 「お前は
カッパか?!」と聞くと、その子供は消えてしまいます。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
谷川の主である河童がいたずらを仕掛けているのかぐらいに考えて、それもよかろうとすたすたと歩き出します。すると子供は岩の上を跳ねるようについてきたり、父親を追い越したりするようにもなりました。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
そんなこんなで炭焼き小屋に着いたお祖父様は、神官の装束に着替えて道具を準備して、急ごしらえの祭壇に向かって、祝詞を上げました。その祭壇のそばに子供が現れ、その顔は苦しみに歪んでいたのです。
(適当な写真がありませんでした)
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
こんなことがあったと親戚に話をすると「それは馬之助じゃ」と言って、口減らしで山奥に捨てられた馬の助の話を始めました....。
お祖父様は、沢ガニのいる谷川から形の良い石を探し出し、その石に「馬之助大明神」と筆を走らせて、それをご神体として安置しました。小さな祠を自分で作って、安らかに眠るように祈願したといいます。
それができてからは、親戚が炭焼きをしても病気になることはなくなりました。それから朝晩手を合わせたり、お供え物を欠かさず祭ったそうです。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
やはりカッパは「馬の助」の生まれ変わり?だったのですね。
今ごろ馬の助君はどこかの沢山の奥深くで育ての親カッパと穏やかに暮していることでしょう。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
ところで鳥居に刻まれた「宮脇修一」さんというお名前、どっかで聞いたことあると思っていましたが、あの世界的フィギアメーカー
海洋堂の社長さんだったんですね。お父様はこの地打井川出身の創業者「宮脇修」さん。お父様は馬之助神社の入口にある「
海洋堂かっぱ館」の館長をしておられます。このお話は、その宮脇家に語り継がれるお話でした。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR(HDR撮影)
海洋堂さんであればカッパの一匹や二匹作るの”おちゃのこさいさい”ですね。
以上です、なんか中途半端な終わりかたになっちゃいました ( ̄_ ̄ i)....
雨がシトシトと降る中、周りは薄暗くとても怖い思いをしながらの撮影でした。
こういう所には一人で来るのもではないですね。
ありがとうございました!
安らかにと祈ります。
それにしても迫力がありすぎてなぜか不気味な場所です。
どんな終わらせ方が良いのやら分かりませんでした。
とりあえずカッパの親子の画像を貼り付けてみたしだいです...。
それが良かったのか悪かったのかは分かりません。
そんなこんなでやっとのことで終わらせることができました
応援ありがとうございました <(_ _)>
こんにちは。
極貧が故に口減らしされた馬之助...
さぞかし親を恨んだことでしょう。
昔はこのようなことが多かったのでしょうかね?
いつもコメントありがとうございます。
なんか物凄く褒められているような感じがしますが
そんな大したもではありません。
四万十という川と山しか無いことろに住んでいますと
このような記事しかかくことがありません
ブログのネタを探すのに苦労する毎日です...。
感動しております!
見ごたえ、読み応え十二分の、素晴らしい記事ですね😲
馬之助君、きっと今頃は親カッパさんと、幸せに暮らしているのでしょうね・・・ラストのM字様の文章とお写真、思わず胸が熱くなりました。
最後には、オチまで付いて😲
お疲れ様でした😊
カッパヘアー・・・これには爆笑いたしました(笑)
>やはりカッパは「馬の助」の生まれ変わり?だったのですね。
今ごろ馬の助君はどこかの沢山の奥深くで育ての親カッパと穏やかに暮していることでしょう。
〇興味深い話、ありがとうございました。
子供を捨てた心の傷、それは永遠に消えないことを感じさせる記事でした。
四万十川という背景もいいですね。
草々
な~るほどぉ❢ 『馬の助物語』絶賛です!
伝承って、事実に即したストーリーが多いものです。
私なんかは素直に100%、信じます。
しかも「宮脇修一」さんが、海洋堂の社長さんだったなんて感動です。
ドキュメンタリーを思わせるM字さんの、優れた写真構図。
そりゃぁ、天候に左右されるダルマは難しいにしても、
それ以外は、M字さんのハート(感受性)がよく表現された、
素晴らしい作品ばかりだと感心しています。
鬱蒼とした森、湿気に満ちた参道、苔むした石碑や樹木の根。
カッパたちの無垢な表情……怖い顔をしていないのが救いかも(笑)。
いやはやM字さんの写真は……。
被写体が内蔵する真実をスクリーン化。
見る者に、そのリアルを感じさせることのできる、
数少ない“心フォト”だと感じましたぁ。
もちろん、世辞なんて、微塵もないですよ。(*´ェ`*)
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