先日記事にした
「かんぺいロード」の終点には「
出井甌穴(いでいおうけつ)」という不思議な景観をつくり出している一帯があります。
では、「
出井甌穴(いでいおうけつ)」とはいったいなんなんでしょうか (・_・?)
「出井(いでい)」と言うのはお笑い芸人”
間寛平”さんの出身地で愛媛県境近くの地名です。「甌穴」と言うのは、その出井渓谷(轟渕)に渦巻く急流がつくり上げた天然の彫刻で、河床の岩盤にできる円筒形の穴のことをいいます d( ̄  ̄)。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
岩のくぼみや穴などに小石が入りこみ、川の流れによって回転することで回りを削り取ってできるもので、”ポットホール”とか”かめ穴”とかいうそうです。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
長さ200m、幅40mの岩床に大小200あまりの甌穴が並び奇観を呈しています。これほどその数が多いところは日本中でも珍しく、『高知県天然記念物』に指定されているようです。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
標準的な穴の大きさはだいたいこのくらいでしょうか。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
良く分かりませんが、この渓谷の地層はは白亜紀四万十層群の砂岩や泥岩から成りたっているようです。河床の花崗岩が露出し大小無数の甌穴を形成した河床浸食地形だそうです。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
それにしても見事な曲線美です d( ̄◇ ̄)b
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
見る価値ありですよ、大自然が造り上げた不思議な形をした石の彫刻でした。
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
正式名称は「出井渓谷の甌穴群」、所在地は「高知県
宿毛市橋上町出井」、高知県天然記念物(昭和40年6月18日指定)
PENTAX KP+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
駐車場の脇にある看板、おわり。
ポットホールを上から見ますと、細長い楕円形をしたものとほぼ円形に近い2種類があるようです。
発生の仕組みはよく分かりませんが、1憶年もの地球の息吹きを今も記録としてとどめています。水の力侮るなかれ!
ここのポットホールは涙型?
水の流れによってでき方が違うんでしょうか。
愛知県の東栄町で見たものは丸く穴も深いものもありました。
水の力ってすごいですね。
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