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中半家(なかはげ)沈下橋

半家(はげ)という名前が少し気になるところですが...四国最長河川で日本最後の清流と呼ばれる「四万十川」には支流を含め47橋の「沈下橋」があるといいます。今回訪れたのは四万十川の中流域に中る四万十市西土佐半家(はげ)というところにあり国道381号線沿いに架かる沈下橋です d( ̄  ̄)。

茶色い大きな橋の奥にその沈下橋が見えます、大きな橋の上から眺めてみましょう。
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中半家(なかはげ)沈下橋
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建設年:昭和51(1976)年
全長:125.9m
幅員:4.3m 

では、その沈下橋の近くまで行ってみます。

(‥ )ン? 石柱が3本、車止め!どうやら通行止めのようです.....。
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この沈下橋に限ったことではありません、 四万十川や仁淀川などに架かる沈下橋はそのほとんどが老朽化が進み、橋脚が腐食したり、大雨による増水で橋桁が流されたりするケースが多々あります、橋を管理する市町村は財政難の中、修復等どうするか頭を悩ませているところです。



沈下橋の上から下流を眺めてみました。この場所は「沈下橋」「抜水橋」「JRの鉄橋」の三つの新旧の橋が平行に架かる珍しい場所ですから沈下橋ファンには大変人気があるようです d( ̄  ̄)
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茶色い大きな橋が半家大橋(抜水橋)と言います。沈下橋の老朽化のため代わりに架けられたこの橋は、全長180m、幅員6.2m+歩道2.0mの市道橋で平成9(1997)年に建設されました。そしてその奥に見える?緑の鉄橋がJR予土線の橋です。建設年など詳しい事は分かりません <(_ _)>
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上流側の眺めです。滔滔(とうとう)と流れる全長196kmの大河四万十。
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河原に降りて橋の下からです。
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床版(橋桁、車が通るところ)の厚さが薄いように見えますが60cmあります d( ̄  ̄)
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橋の下に潜りこんで下流の橋を覗いてみました。
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少し上流からの眺め
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最後になります、見えづらかったJR予土線の鉄橋を国道381号から、右側が宇和島方面
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四万十川の沈下橋について d( ̄  ̄) 
高知県と四万十川総合保全機構では、沈下橋が生活・文化・景観・親水等に重要な役割を担っていることから、平成10年7月に「防災上、維持管理上支障のない沈下橋は保全を基本とし、生活道に加え生活文化遺産として後世に引き継ぐ」とした、「四万十川沈下橋保全方針(平成10年7月16日から平成18年3月)」を策定し、四万十川本流の21橋、支流の26橋、合計47橋を重点的に保存・維持管理してきました。
さらに、平成21年2月に四万十川流域全体が国の重要文化的景観に選定され、多くの沈下橋が景観をかたちづくるうえで、重要なものと位置図けられています。

   
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[ 2019年01月12日 04:01 ] 四万十川関連 | TB(0) | CM(2)

呑兵衛あなさん

河川を渡架する橋梁の計画は、河川法に準じ計画されます。茶色い大きな橋がなぜあのような高い位置にあるかというと、河川法に定められた50年から100年に1度の洪水流量を想定し、その計画高水位以上に橋桁を設置しているためです。

沈下橋に着目しますと、例外的(河川法が整備される前からあった河川構造物)に計画高水位以下に構築された橋梁となります。洪水時には当然橋梁全体が水没してしまいます。鋼構造のような軽い部材で橋桁を造ってしまうと浮き上がる可能性が懸念されます、ですから浮き上がりに耐ええる重量の重い鉄筋コンクリート造としてまた、流木等の衝突も考えられますので横方向の衝撃荷重に強い鉄筋コンクリート造で構築されたともの思われます。

建設当時は巨大なプロジェクトでしたでしょう、それなりの重機も必要でしたでしょう、でも、地域住民は必要不可欠なもの....

鉄筋コンクリート造の橋梁の耐用年数はメンテナンス無しで一般的に50年程度と言われています、鋼構造の橋梁は環境条件にもよりますが、10年から15年に1度程度のサイクルで塗装の塗替え等が必要となりそれなりの維持費が発生しますが、近年、いかなる条件下でも耐ええる耐候性鋼材(茶色い大きな橋)が主流となっています。これは、計画高水位以上に橋桁を設置した場合のことであって水没してしまえばこの限りではありません。

沈下橋の原型は丸太を岩に縛り付けた構造だと言われています、近年の異常気象とかない時代でも年に数回は流出したと思われます、先人はそのたびに修復架替えを重ねました、ですから、一技術者としてその経験、技術を受け継がなければならないと思っています。
[ 2019/01/12 20:40 ] [ 編集 ]

こんなにも水面から高い位置に掛かっていても沈下橋を作るということが興味深いです。
構造的に見ても、橋床に用いているコンクリートのプレートを橋桁に設置するためには、それなりの重機を用いたと推察します。
そのような重機を、あのような自然溢れた場所に持ってきてプレートを設置するのであれば、鉄骨を組んだ橋を作った方が工事費も安く将来的に長持ちしたと思います。
四万十川沈下橋保全方針の心は判らなくもないのですが
[ 2019/01/12 15:18 ] [ 編集 ]

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