その昔、南方から台風の風に乗って来た派手なトンボ

赤というか紅というか桃色というか一風変わったビビッドな色合いのトンボ。ショウジョウトンボやアカネ属は全身が真っ赤になりますが、このトンボは、全身がショッキングピンクになり、あまり日本らしさが感じられません。


ベニトンボ(♂)
20200904beni001.jpg
PENTAX K-3+smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR


更に全身に赤紫色の粉を吹き、複眼の上部は深紅に染まり、翅脈も赤く?色付くのです。
20200904beni003.jpg
PENTAX K-3+smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR


〇トンボ科 ベニトンボ属 ベニトンボ(Trithemis aurora)
このトンボは南方系のトンボで、故郷は台湾以南の中国中南部や、東南アジアで台風何かの風に乗ってやってきたようです。日本で初めて発見されたのは、ボクの生まれる前の1954年のことで鹿児島県にいたようです。
それが、またたくまに日本列島を北上し、九州、四国では既に完全定着し、最近では中国地方の瀬戸内海側や紀伊半島でも単発的な目撃例が続いていて、本州あたりに定着する日も近いのでは?と言われています。この分布域の北上については地球温暖化などが原因として考えられているようです。
20200904beni02.jpg
PENTAX K-3+smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR


この特徴的な色彩は(♂)だけで、(♀)は非常に地味な黄褐色をしています。
202009004beni004.jpg
PENTAX K-3+smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR


地球温暖化と言えば、巨大台風(Super Typhoon)、台風が発生するためには、海面水温が高温(26℃以上)でたくさんの水蒸気が発生することが条件です。下の絵を見ると...

北太平洋の海面水温は真っ赤っか~(30℃以上)
20200904beni005.jpg


なんかベニトンボのショッキングピンクに近い色してますね。


おわり。


   
↑↑ランキング用のオリジナルバナーです、お好きなものをお選びください(複数選択可)
[ 2020年09月06日 04:01 ] トンボ トンボ科 | TB(0) | CM(2)